テレビや雑誌とは異なり、インターネットはすべての人に開かれた媒体です。つまり、インターネットマーケティングは、それこそ知識と熱意さえあれば子どもにだって実践できるものと言えます。
ただ、インターネットマーケティングにおいて、その「知識」を得るというのが最も難しいものです。そこでおすすめするのが、インターネットマーケティングに関連する資格取得をすることです。
今回は、インターネットマーケティングに関連するおすすめの資格をご紹介したいと思います。また、資格を取得する意味や選ぶ際の注意点などもまとめていますので、合わせて参考にしてみてください。
目次
1.資格を取得する意味
冒頭で紹介した通り、インターネットマーケティングを実践するにあたり、関連する資格を取得した方が良いと言えます。理由としては、インターネットマーケティングはインターネット関係の幅広い知識が必要なものだからです。
インターネットマーケティングで求められるのは集客すること!
インターネット上でコンテンツを提供し、集客することで商品の売買につなげる。一見すると、インターネットマーケティングは非常にシンプルなものに感じるかもしれません。
しかし、インターネット上には無数のコンテンツが提供されています。例えば、「東京 お土産 おすすめ」と検索すると約10,400,000件を見つけることができます。
もし、「東京で人気のお土産を販売する」というのをコンセプトにコンテンツを制作すると、単純に1,000万件以上の競合がいるのです。正直、その中で集客するのは大変だとは思いませんか?
インターネットマーケティングの手法はさまざま!
もちろん、それでも集客につなげるというのがインターネットマーケティングの腕の見せ所です。例えば、インターネットマーケティングには以下のような手法が挙げられます。
・SEO対策…検索エンジンで上位表示されるようにコンテンツを設計する
・リスティング広告…検索エンジンの上位部分に広告を表示する
・SNS広告…FacebookやTwitter、Instagram上に広告を表示する
・アフィリエイト広告…紹介料と引き換えに他コンテンツ上から顧客を誘導する
など。
当然、各手法はそれなりの知識がなければ思い通りの結果を生み出すことはできません。そのための知識であり、インターネットマーケティングに関する「資格」という訳なのです。
2.おすすめの資格3選
インターネットマーケティングに関する資格を取得した方が良いことはご理解いただけたと思います。では、実際にインターネットマーケティングで取得したい資格についてご紹介しましょう。
マーケティングなら「ネットマーケティング検定」
株式会社サーティファイが提供する、ネットマーケティングに特化した資格です。主に、マーケティング全般の基礎知識からインターネットに関するセキュリティや法務関連まで幅広く出題されます。
資格の難易度としてはそれほど高くありません。ある程度インターネットに触れてきた方であれば、むしろ簡単にさえ感じるものです。おすすめの資格の中でも、インターネットマーケティングにおける入り口のような存在と言えます。
アクセス解析なら「ウェブ解析士」
一般社団法人ウェブ解析士協会が提供する、コンテンツのアクセス状況を解析する知識に関する資格です。主に、コンテンツのアクセス数や閲覧経路の分析方法、課題解決能力が問われます。
資格の難易度は、「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」と3段階に分かれています。ウェブ解析に関する知識は、インターネットマーケティングにおいて必須となるのでぜひ取得しておきたい資格です。
ウェブ広告なら「Google AdWords認定資格」
Googleが提供する、リスティング広告(Google AdWords)に関する資格です。主に、アカウント管理や広告の特徴のような基本から、広告で得られる情報の解析やキャンペーンの最適化など高度なものまで出題されます。
資格の難易度としてははそれほど高くありません。ただ、その他に「ディスプレイ広告」「検索広告」「動画広告」など3つの資格もあり、段階的に難易度が上がります。もし、リスティング広告を利用するのなら、取得した方が良いでしょう。
上記のように、インターネットマーケティングに関する資格というのは、知識ごとに細かく分類されています。つまり、それだけインターネットマーケティングには幅広い知識が求められているという訳なのです。
3.資格選びの注意点
先述した通り、インターネットマーケティングには数多くの資格が提供されています。正直、どの資格を選べば良いのか迷ってしまうものです。複数の資格を取得するとしても、必要なものから効率的に選ぶ必要があります。
資格選びは自分の求める知識から!
よく「この資格は人気だから取った方が良い」と考える方がいます。確かに、人気の資格というのは、その業界において求められる知識や技能が証明されるものが多く、決して無駄になるということはないでしょう。
ただ、本当に自分が求める知識・技能が手に入るのか?と考えると、その資格が正解という訳ではないのです。むしろ、インターネットマーケティングは誰でも挑戦できるものなので、知識があるのなら資格は不必要と言えます。
インターネットマーケティングの手法にも関係する!
例えば、コンテンツにSEO対策を施したいとします。であれば、コンテンツのアクセス数や閲覧経路などの知識、解析能力が必要ということになり、「ウェブ解析士」を選んだ方が良いという訳です。
また、コンテンツに関するリスティング広告をGoogle AdWordsにより提供したいとします。それなら、Google AdWordsの管理方法や解析能力が必要ということで、「Google AdWords認定試験」です。
このように、インターネットマーケティングに関する資格は、コンテンツに対して「どんな知識・技能が必要か?」「どんな手法を取りたいのか?」から選ぶと良いでしょう。
4.まとめ
いかがでしたか?今回は、インターネットマーケティングに関する資格についてまとめてみました。コンテンツを提供し集客率を高める、資格にはインターネットマーケティングに必要な知識・技術が詰まっていると言えます。
正直なところ、すでに十分な知識・技能があるのであれば、わざわざ資格を取得する必要はありません。反対に、知識・技能がないのであれば、資格の取得はインターネットマーケティングを深く知る良い機会と言えます。
資格を選ぶポイントは、提供するコンテンツに対して「必要な知識・技能が何か?」「どの手法で提供したいか?」から考えるということです。ぜひ、みなさまにベストな資格を取得し、集客率UP!につなげてみてください。