Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを使用することで、簡単に必要な情報を手に入れることができるようになりました。そして、インターネット上で得た情報をもとに、商品やサービスの売買というのも今では当たり前のことです。
2017年現在、企業はインターネットという1つの大きな市場のもとに成り立っていると言っても過言ではありません。ようは、インターネットから利益を引き出せる活用法をいかに見つけ出すのかだけなのです。
そこで今回は、インターネットマーケティングの活用法についてまとめたいと思います。また、インターネットマーケティングにおける、一番のポイントと注意点にも触れますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.いかに顧客を集めるのか?
インターネットマーケティングの活用法において、まず初めに問題となるのが「いかに顧客を集めるのか?」という点です。インターネット上には、それこそ数え切れないほどのコンテンツが提供されています。
例えば、「東京 人気 お土産」と検索するとします。検索結果は約11,500,000件です。つまり、このキーワードに該当するコンテンツを提供しているのだとすると、それだけのライバルがいるということです。
ただ、顧客のほとんどは、表示されるすべてのコンテンツを確認することはありません。むしろ、検索結果の20位以内、または2ページ目までしか対象にならないものです。
ちなみに、Yahoo!やGoogleなどでは、キーワードに対して上質な情報を提供しているコンテンツを上位表示するシステムが組み込まれています。顧客が2ページ目までしか見ないというのも、間違いではないということです。
集客するには2ページ目までに入る必要が!
インターネットマーケティングにおいて、コンテンツを検索結果2ページ目までに入れるということは必須事項と言えます。ただ、先述の「東京 人気 お土産」でさえ1,000万件以上のコンテンツがあるのです。
単純に、1,000万分の20に入るというのは非常に難しいように感じます。しかし、ある一点において突き詰めていくことで、たった20に入ることは不可能ではありません。
SEO対策を万全に!
そこで登場する活用法がSEO対策と呼ばれるものです。これは「Search Engine Optimization」の頭文字から取られたもので、検索エンジンに「このコンテンツは良質である」と判断されるための技術です。
正直、インターネットマーケティングで自社コンテンツに対して、SEO対策ができている企業はあまり多くありません。裏を返せば、みなさまが自社コンテンツでSEO対策をすれば、周りよりも多くの集客を得られるということです。
2.コンテンツ設計のポイント
インターネットマーケティングにおけるコンテンツ設計において、SEO対策の活用法と重要性についてはご理解いただけたとお思います。では、ここからは実際にSEO対策を想定したコンテンツ設計のポイントをご紹介しましょう。
ターゲットを明確にする
コンテンツを設計する場合、まずは「ターゲットを明確にする」ことから始まります。例えば、健康食品に対するコンテンツであれば「50代 男性 会社員 栄養に偏りあり 野菜を補給したい」が考えられます。
上記から導き出されるキーワードは、「野菜 サプリメント」「栄養 野菜」「青汁 栄養素」などです。このキーワードを中心にコンテンツを設計することは、インターネットマーケティングの活用法としてSEO対策の基本と言えます。
ユーザビリティを意識する
インターネットの世界において、コンテンツは3秒でおよそ理解できるものでなければなりません。これは、顧客のほとんどが3秒ほどで自分に有用なコンテンツであるかを判断し、その上でじっくり読むかを考え始めるためです。
そこで重要となるのは、「ユーザビリティ(使いやすさ)」が意識されているかです。例えば、「文字(情報)がぎっしりで見にくい」「画像や色、配置が考えられ見やすい」、どちらのコンテンツに好感が持てますか?
ほとんどの方は単純な情報量よりも使いやすさ、見やすさの高いコンテンツを好むものです。このように、インターネットマーケティングの活用法として、コンテンツはユーザビリティを意識してデザインされたものである必要があります。
クオリティの高さを出す
見やすいだけ、デザイン性があるだけでは、インターネットマーケティングの活用法としては失敗と言えます。なぜなら、商品やサービスに関する「必要な情報が記載」されていなければ、コンテンツとして利益につながらないためです。
大切なことは、顧客が求める情報を精査し、コンテンツにどう反映していくのかということです。事実、SEO対策においても、ただ情報を羅列したものより、端的に要点が分かるコンテンツの方が良質と判断されています。
ブラッシュアップを繰り返す
インターネットマーケティングの活用法というのは、常に進化し続けています。同時に、顧客がコンテンツに求める商品・サービス、情報というのも月・年単位で変化し続けていると言えます。
コンテンツは1度設計して終わりではありません。常に問題点・改善点を洗い出し、「ブラッシュアップ(磨き上げる)」する必要があります。そうすることで、SEO対策としても評価される、良質なコンテンツを設計できるのです。
3.絶対にやってはいけないこと
SEO対策を想定したコンテンツ設計において、「顧客を意識したクオリティの高いもの」である必要があるということでした。では反対に、インターネットマーケティングの活用法において絶対にやってはいけないことをご紹介しましょう。
情報の押し売り
インターネットマーケティングの活用法ということで、企業側としては自社コンテンツに「できる限り情報を詰め込みたい」「自社商品・サービスを売り込みたい」という意識があるのは当然です。ただ、情報の押し売りは嫌われます。
例えば、インターネット上で「この商品は良いです!」「素晴らしい効果があります!」だけ書かれていたらどうですか?まず間違いなく、「それって本当?」と疑いの目しかありません。そのコンテンツから顧客は離れます。
顧客がコンテンツに求めているのは、あくまで事実に基づいた客観性です。当然、その商品・サービスが良いものであることが前提です。その上で、求める情報を提示できたコンテンツだけが、顧客を集めることができるのです。
話題性に偏る
話題優先でコンテンツを設計しすぎるというのも問題と言えます。例えば、「社員の面白ネタ話を盛り込む」「業界の裏事情を暴露する」など。SNSでつい拡散したくなるような情報をコンテンツに盛り込むことです。
確かに、話題優先でコンテンツを設計することで、一時は集客を勝ち取れるかもしれません。ただ、商品・サービスの長期的なブランドイメージを守るという意味では、そのインターネットマーケティングの活用法は間違いです。
顧客に対して、話題性を提示するのは悪いことではありません。ただ、その話題の中にも企業側が売り込みたい、または定着させたい商品・サービスの情報がちりばめられている必要があるのです。
4.まとめ
今回は、インターネットマーケティングの活用法ということで、SEO対策を意識したコンテンツ設計について紹介しました。インターネットマーケティングの活用法とは、突き詰めれば「クオリティの高いコンテンツを模索し続ける」という所にあります。
ただ、ほとんどのコンテンツは企業または顧客に大きく傾いたものになりがちです。それでは、結果として企業と顧客の間により良い関係は築けません。ぜひ、紹介した内容を参考にインターネットマーケティングの活用法を実践し、バランスの取れたコンテンツを設計してみてください。