インターネットマーケティングの最新ニュースから見えること

インターネットの世界というのは、毎年どころか毎月、毎日のように進化を遂げています。当然、それに伴うインターネットマーケティングも同様に変化し続ける必要があるのです。

インターネットマーケティングの変化に対応するためには、私たち自身で常にアンテナを張り、情報収集をしておく必要があります。ただ、テレビや雑誌、新聞などでインターネットマーケティングについてニュースが流れてはいません。

そこで今回は、インターネットマーケティングに関する最新ニュース(2017年)をご紹介しましょう。ぜひ、この記事をきっかけに、インターネットマーケティングに関するニュースを積極的に集めてみてください。

目次

  1. 総務省より「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」が発表!
  2. 経済産業省より「ミエル☆ヒント」の開設を発表!
  3. 色や音までが商標に!
  4. まとめ

1.総務省より「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」が発表!

最初のニュースとして、2017年7月7日、総務省の情報通信政策研究所が「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表しました。その内容は、インターネット上のコンテンツに関する、利用状況や利用実態を把握し、その変化を明らかにするというものです。

インターネット自体の利用率は変化していない!

同報告書によると、インターネットの利用率は2008年で71.0%、2016年で73.8%です。つまり、おおよそ10年の間、インターネットの利用率自体はほどんど上昇していないことが分かります。

日本において、もはやインターネットに触れていない人はいないと言っても過言ではありません。インターネットマーケティングを活用することで、ほぼ全ての日本人に情報を届けることもできるのです。

ただ、全てのコンテンツが利用されているかというとそうとも言えません。仮に、利用者の少ないコンテンツを選んでしまうと、いくらインターネットマーケティングを実践したとしても、十分な成果を得るのは難しいのです。

ソーシャルメディアの伸び率が高い!

では、どのコンテンツが最も成長しているのか?それは、LINEやFacebookに代表される「ソーシャルメディア」です。事実、同報告書によると、ソーシャルメディアの利用率は毎年4%近く上昇していることが分かります。

特に、ソーシャルメディアは10代〜30代の利用率が高く、中でも20代は97.7%が利用しているという結果です。つまり、これからのインターネットマーケティングでは、ソーシャルメディアも視野に入れておく必要があると言えます。

2.経済産業省より「ミエル☆ヒント」の開設を発表!

次のニュースとしては、2015年7月13日、経済産業省は「ミエル☆ヒント-成功のカギ・ワナ-」というWebサイトを開設しました。その内容は、「成長戦略の見える化」を目的とし、企業が飛躍した理由や失敗した事例を約200社から集めたものです。

簡単4ステップで事例を検索できる!

同サイトでは、「業種」「要望」「悩み」「具体例」を選ぶことで、条件に合う事例を簡単に見つけることができます。また、具体例の内容は、企業の「行動」「結果」「目標」などが詳しく記載されています。

インターネットマーケティングの成功例というのはさまざまあります。例えば、はなまるうどんの「まるごとダイオウイカ天」の発表、グリコの「ポッキーの日(11月11日)に”グリコ”とツイートするキャンペーン」などが有名です。

ただ、ニュースとして成功例自体は出てくるものの、「なぜ成功できたのか?」についてほとんど取り上げられません。それでは、インターネットマーケティングとしてニュースを生かすことはできないでしょう。

同サイトであれば成功例から学ぶことができる!

先述した通り、同サイト上では成功例の詳しい内容が記載されています。特に、実際に行われた行動から結果というのは、今後、インターネットマーケティングを行う上での学びにつなげることが可能です。

インターネットマーケティングの重要性は理解していても、実際に実践できている企業は少ないものです。今後、同サイトが活用されることで、インターネットマーケティングによる成功例はさらに増えることでしょう。

同サイトには失敗例も!

さらに、今回ニュースとして同サイトを取り上げたのにはもう1つ理由があります。それは、同サイト上には「失敗例」も記載されているのです。これこそまさにニュースと言えます。

どの分野でも共通しますが、失敗ほど学ぶことのできるものはありません。もし仮に、インターネットマーケティングで企業として飛躍したいのであれば、ぜひチェックしておきたいWebサイトです。

3.色や音までが商標に!

色や音までが商標に!

最後のニュースとしては、2014年5月14日、特許庁は「商標法第2条」に規定する商標の保護対象を広げました。その内容は、「色彩」「音」「位置」などこれまで商標として扱われてこなかったものを対象とするというものです。

インターネットマーケティングが保護対象拡大の一因!

インターネットにおけるコンテンツの種類というのは無数にあります。そして、コンテンツを構成するのは、文字や画像、ロゴや色彩、音などさまざまです。

特に、Webデザインの世界において、色彩や音というのは重要な要素と言えます。ほんの少し色が変わるだけで、Webサイトの印象が大きく崩れるのですから当然です。

つまり、色彩や音などは、インターネットマーケティングはもちろん、さまざまなメディアにおいて財産の1つでもあるのです。だからこそ今回、特許庁も商標として保護対象としたのでしょう。

インターネットマーケティングは商標に注意!

今現在、色彩や音といった部分で、商標登録はまだ普及しているとは言えません。それでも、上記のニュースが広まるにつれ、今後注意しなければならない商標が格段に増えることが考えられます。

反対に、自社で提供しているコンテンツを守ることも重要です。仮に、コンテンツ上でこれまでにない色彩や音を使用するのであれば、積極的に商標登録しておくことをおすすめします。

4.まとめ

今回は、インターネットマーケティングに関するニュースをまとめてみました。総務省から始まり、経済産業省や特許庁など、インターネットマーケティングに関するュースは調べてみると意外と見つかるものです。

インターネットマーケティングにおいて、「情報」を多く集めているというのはそれだけで武器なのです。「知らなかった」では済まされない世の中で、より効果的にマーケティングを行うためにも、ぜひニュースには敏感になりましょう。

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