2016年現在、全世界のインターネットの利用者は34億9千万人にも登ります。つまり、インターネットマーケティングは数あるマーケティング手法の中でも最強の道具と言えるのです。
ただ、最強の道具を手に入れらたとしても、使い熟せなければ結果に結び付きません。大切なのは、最強の道具をどう生かすのか?「最強の戦略」を手に入れるということにあります。
そこで今回は、インターネットマーケティングという最強の道具を使い熟すために、「最強の戦略」についてご紹介したいと思います。よくある間違いから簡単3ステップまでまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.「インターネットマーケティング」のよくある間違い
インターネットマーケティングというのは、インターネットという媒体(メディア)を利用して顧客を定着させていくという手法です。例えば、自社HPやECショップ(Web店舗)、LPなどがよく挙げられます。
ただ、インターネットマーケティングに挑戦したからと全ての企業が成功している訳ではありません。むしろ、成功していると言えるのは一握りです。では、なぜ成功しないのか?そこには3つの間違いが関わっています。
「HPを作れば売れる」
よくある間違いとしては、「HPさえ作れば商品は売れるでしょ」というものです。みなさま、自分自身で実際に検索した時の行動を思い浮かべてください。検索結果の中から、3枚目以降も確認することはありますか?
検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)では、1ページ10項目程度しか表示されません。つまり、何億とある検索結果の中でも、2ページ目まで20項目までにHPを表示させる必要があるのです。
「専門業者に任せれば大丈夫」
「専門業者(HP制作会社)に任せておけば大丈夫」というのも、よくある間違いとして挙げられます。先述したように、HPを2ページ目までに表示させるには、主に「SEO対策」というのを行う必要があります。
しかし、専門業者はあくまでHP制作のプロとして美しく見やすいHPは作れても、SEO対策の取れたものかと言われるとそうではありません。HPとは別に、SEO対策をいかに取るかが求められるのです。
※SEO対策とは、検索エンジンの検索結果において上位に表示されるよう対策をとるというもの。
「インターネットは自分に合わない」
よくある間違いとして、「インターネットは自分(職種)に合わない」という方も多く見られます。先述した通り、HPは作れば良いというものではなく、みなさまが熱意を持って主体的に取り組む必要のあるものです。
2016年時点、インターネットの普及率は日本国内だけでも93.33%ほど。ほぼ全ての日本人がインターネットに触れている現在、全く相手にされない職種というものは存在しないと言えます。
2.最強の戦略
先ほどは、インターネットマーケティングに対する間違った認識について考えてみました。インターネットマーケティングは決して簡単なものではありませんが、反面、最強の戦略さえあれば子どもでも使い熟すことができます。
どんなマーケティング手法においても、いかに顧客を獲得するかがポイントとなります。つまり、顧客を呼び込む道筋こそ、インターネットマーケティングにおいて最強の戦略となるのです。では、最強の戦略についてもう少し詳しく見ていきましょう。
1人でも多くの見込み客に情報を提示する
インターネットマーケティングは、1度構築さえしてしまえばあと無料です。10人100人1,000人に向けて発信しても変わりません。それなら、日本国民約1億3万人全てに向けて発信した方が断然お得と言えます。
特に、人間というのは「無料」という言葉が大好きです。だからこそ、気軽に無料で閲覧できるHPは人気なのです。つまり、最強の戦略としては、まず1人でも多くに情報発信できるHPを構築するところから始まります。
見込み客の多い市場を見つけ出す
ただ、日本の国民全員が同じ商品を求めている訳ではありません。化粧品が好きな女性もいればゴルフクラブが欲しい男性もいます。例え、日本の国民全員に情報を提供していても、見向きもされなければ意味はないのです。
そこで第二の最強の戦略として、数ある市場の中から見込み客の多いものを見つけ出すことが挙げられます。どんなに良い商品だとしても、見込み客が少ないのではその市場は縮小するか消えてしまうことでしょう。
見込み客を顧客に、常連に変えていく
インターネットマーケティングにおいて、SEO対策さえ正しく取れていれば見込み客に情報を提示するのは難しくありません。先述した通り、検索されれば上位表示されるのですから当然です。
ただ、見込み客を顧客に、常連に変えていくためには他の商品・サービスにはない魅力が求められます。そこで最後の最強の戦略は、その商品を「買いたい」と思えるような情報が提示されているかどうかです。
このように、インターネットマーケティングにおける最強の戦略とは、「情報を広く提供する」「情報を求める相手を探す」「情報の内容をより良くする」という3つのことを指しています。
3.今から始める3ステップ
先ほどは、インターネットマーケティングにおける最強の戦略についてまとめました。ただ、初めから全てをこなすのは難しいものです。そこで、最強の戦略として今から初められる3ステップをご紹介しましょう。
step1.ターゲットを明確にする
どのような商品・サービスであれ、まずは誰に向けて売り込みたいのかを明確にする必要があります。例えば、化粧品であれば「20代女性 乾燥肌に悩んでいる ケアする時間がない」などです。20代女性に40代向けの化粧品を売り込んでもまず売れません。
step2.情報を精査する
ターゲットが決まれば、次は提示する情報を精査することが挙げられます。HPの世界では、「3〜5秒」でおよそ内容が伝わるようにするのが基本です。初めからじっくり読んでくれる方はほとんどいません。だからこそ、絶対に伝えたい情報がなんなのか?十分に精査しておく必要があるのです。
step3.情報媒体を制作する
伝えたい情報が決まったのであれば、最後はその情報を提供する媒体(HPやLPなど)を制作していきます。例えば、「すっきり見やすいHP」と「文字が詰まって見にくいHP」どちらを読みたいですか?このように、HPにおけるデザイン性・利便性というのも重要と言えます。
4.まとめ
インターネットマーケティングにおける最強の戦略とはなんなのか?についてまとめてみました。ポイントとなるのは3つ、「広く情報を拡散させること」「求めらえる市場を見つけること」「見込み客を常連客にすること」です。
ただ、最初は難しいので、一般的には見込み客に観てもらえるHP(媒体)を制作することから始まります。今回紹介した最強の戦略は、知ってしまえばそれほど難しいものではありません。
大切なのは、最強の戦略をどうインターネットマーケティングに生かしていくのかということです。ぜひ、「インターネットマーケティングは自分には向かない」と諦めることなく、積極的に挑戦してみてください。