インターネットマーケティングにおいて、そのコンテンツ(手段)というのはいくつか考えられます。その反面、インターネットマーケティングが活用される上での目的というものは、「利益にどうつなげるのか?」という1点しかありません。
インターネットマーケティングでは、使用するコンテンツ選びが目的の達成に大きく関わります。企業の商品・サービスに合わせたコンテンツでなければ、いくら打ち出しても目的を達成することはできないでしょう。
そこで今回は、インターネットマーケティングにおけるコンテンツの種類と役割について見ていきたいと思います。その上で、インターネットマーケティングの目的についてより深くまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
1.コンテンツとは?
冒頭でお伝えした通り、インターネットマーケティングにおいてコンテンツ選びというのは重要です。では、そもそもコンテンツとはなんなのでしょうか?
インターネットマーケティングにおけるコンテンツとは「情報」です。例えば、美容師による「化粧ノリを良くする方法」、駄菓子屋による「人気駄菓子ベスト10」なども、インターネット上に乗せれば立派なコンテンツです。
インターネットマーケティングに関して、よく「自分はコンサル会社じゃないから、マーケティングは無理です」と言う方がいます。確かに、テレビや雑誌、新聞などを利用したマーケティングであれば難しいでしょう。
しかし、インターネットマーケティングということであれば、誰しもがコンテンツを打ち出すことが可能です。当然、そのコンテンツを使いマーケティングを行うこともできます。要は、コンテンツでマーケティングする意思があるのかということです。
全ての情報に価値がある!
自分にとって当たり前の情報でも、他人にとって不可欠な情報であることは珍しくありません。上記のような美容師や駄菓子屋など、専門職が持つ情報を求めている方は少なからず存在しています。
仮に、その情報が自社商品・サービスに結びつくものであれば、そこから利益につながるのです。つまり、インターネットマーケティングとは顧客の求める情報を提供することで、顧客と商品・サービスを橋渡しすることと言えます。
2.コンテンツの種類
2016年時点、インターネットを利用する日本人の割合は93.33%と言われています。つまり、もはやコンテンツに触れていない日本人は、本当に生まれたばかりの乳幼児くらいです。
インターネットマーケティングとしてコンテンツを打ち出せば、ほぼ全ての日本人に情報が届く可能があると言えます。毎日100件の営業先を回るよりも、1つのコンテンツでより多くの利益が生み出せる時代なのです。
冒頭でお伝えした通り、インターネットマーケティングにおけるコンテンツにはいくつか種類があります。各コンテンツの特徴を知り、その上で商品・サービスに合うものを選べるかで、その後の利益が大きく変わります。
マスメディア
マスメディアとは、一般的にテレビや新聞、雑誌などを指す言葉です。ただ、最近ではYahoo!やGoogleなど、検索エンジン上のポータルニュースもまたマスメディアとして捉えられています。
その特徴は、情報に「信頼性」があるということです。また、情報が全国区で「拡散しやすい」ということも挙げられます。つまり、このマスメディアに情報を乗せることができれば、コンテンツの価値を大きく引き上げることが可能です。
ただ、インターネットマーケティングとして、マスメディアを利用するのには多くの費用が掛かります。その上、コンテンツに不利な情報が載せられることもあり、必ずしも企業側にメリットのあるとは言えません。
ミドルメディア
ミドルメディアとは、ニュースサイトやWebサイト、ブログやメルマガなどを指します。インターネット上に存在するコンテンツの99%は、このミドルメディアと言っても過言ではないでしょう。
その特徴は、情報を「自由に」乗せることができるということです。その上、完全に自社で制作するのなら、ほとんど初期投資をすることもなく、気軽にコンテンツを打ち出すことができます。
おおよそインターネットマーケティングでは、このミドルメディアが主流とされています。ただ、数が多いだけにコンテンツが埋もれてしまい「誰の目にも止まらない」という危険性があるのです。
パーソナルメディア
パーソナルメディアとは、発信者として短い文章(100字程度)で発信されるものを指しています。例えば、FacebookやTwitter、Instagramなどの「SNS」や、ニコニコ動画やYouTubeなどの「動画配信」です。
その特徴は、発信者が「無数につながっている」という点です。そして、つながりの中のたった1人でも、知名度の高い発信者が入ることで情報が「全世界に拡散」することもありえます。
最近では、インターネットマーケティングの一環として、企業側から知名度の高い発信者へ情報発信を依頼することが増えてきました。ただ、発信者が個人であることも多く、思わぬ情報が流れる危険性はマスメディア以上です。
3.インターネットマーケティングの目的
インターネットマーケティングにおけるコンテンツの種類と特徴についてはご理解いただけたと思います。このように、コンテンツの多いインターネットマーケティングですが、その目指す目的というのは1つしかありません。
インターネットマーケティングの目的は「利益」!
みなさまは、実際にインターネット上にコンテンツを打ち出すとして、どのような目的を持ちますか?例えば、「この商品を売り出したい」「店について知ってもらい、来客数を増やしたい」などが考えられると思います。
どれも、最終的には「利益」につながる目的しかありません。顧客が店内を覗き、実際に商品を品定めし、結果的に購入する。いわばコンテンツは、インターネット上にあるもう一つの店舗と言えます。
来客を確保する必要がある!
インターネットマーケティングの手段は「コンテンツ」、目的は「利益」ということが分かりました。ただ、手段と目的があっても、そこを繋ぐ何かがなければ利益には結びつかないのです。
その何かとは、インターネットマーケティングにおける「来客数(訪問者数)」です。この来客者数が少ないままでは、いくら素晴らしい商品・サービスが陳列されていたとしても売れることはありません。
来客数を増やすのは難しい!
ただ、残念なことにインターネットマーケティングにおいて来客数を増やすというのは、決して容易なことではありません。例えば、「東京 美容室」というコンテンツは、約3,510,000件存在しています。
つまり、東京で美容室を開き、来客数を増やすためにインターネット上にコンテンツを打ち出しても、300万件中の1件でしかないのです。正直、「そんなんで来客数なんて増えないでしょ」と諦めてしまうと思います。
そこで登場するのが、SEO対策というものです。これは、コンテンツが検索エンジンにおいて、上位表示されるための技術になります。このSEO対策ができるいるかで来客数に、ひいては目的である「利益」につながるのです。
4.まとめ
今回は、インターネットマーケティングの手段と目的ということでお話を進めてきました。インターネットマーケティングにおける手段とは「コンテンツ」、目的とは「利益」のことです。
2017年現在、企業や個人に関わらず、誰しもがインターネット上でコンテンツを打ち出すことができるようになりました。中には、個人が大企業並みのインターネットマーケティングを実践するというのも珍しくありません。
ただ、手段と目的があるとして、必ずしも「来客数(訪問者数)」に結びつくとは限りません。この来客者数をどのようにして増やしていくのか?インターネットマーケティングの目的達成において、最も重要なポイントと言えます。