インターネットマーケティングの未来とこれからの【売り方】

2017年現在、インターネット上での商品・サービスの売り買いが当たり前となりました。1990年代、インターネットが登場した頃からは、到底考えられなかった商売の形かと思います。

そんな中、企業が考えなければならないのは、いかにしてインターネット上で集客し販売するのか?これこそが、インターネットマーケティングの目的であり手段であると言えます。

ただ、インターネットの世界は年々変化しています。当然、今の当たり前が未来の当たり前とは限りません。今回は、そんなインターネットマーケティングの未来について考えていきたいと思います。

目次

  1. インターネットマーケティングの過去
  2. インターネットマーケティングの現在
  3. インターネットマーケティングの未来
  4. まとめ

1.インターネットマーケティングの過去

冒頭でも紹介した通り、日本においてインターネットは1990年代前半から普及し始めました。それ以前は、あくまで軍事用の通信手段の1つとして、機密扱いされていた技術です。

ただ、インターネットが日本に来た当初というのは、政府はもちろん企業の中にインターネットの技術を使いこなせる人材がいませんでした。あくまで、インターネットは限られた組織のみの物だったのです。

1990年代後半、インターネットは爆発的に普及した!

日本国内において、インターネットサービスの定額プランが提供され始めたのが1990年代後半です。その頃には、政府や企業で人材が育ち、いわゆる「自社HP」の制作が活発化してきます。

しかし、まだ1990年代後半というのは、個人で気軽にインターネットが使用できる時代ではありません。そのため、実際に何かを調べたいのであれば、雑誌上に掲載されている企業のURL(HPアドレス)からたどり着くのが主流でした。

2000年代前半、インターネットマーケティングが登場!

総務省の調べによると、インターネットの利用者数は1997年では9.2%であったにもかかわらず、2000年には37.1%にまで増加しています。わずか4年ほどで4倍以上の増加率です。

これは、日本国内において政府や企業だけでなく、個人でもPCを気軽に購入できるようになったことが理由として挙げられます。この頃から、ようやく「インターネットマーケティング」も行われるようになったのです。

2.インターネットマーケティングの現在

2000年ごろは37.1%だったインターネットの普及率も、2017年現在では93.33%に。もはや、日本国民のほぼ全てがインターネットを利用している時代です。

当然、企業ではインターネットマーケティングが盛んに行われ、インターネット上にはさまざまなコンテンツが提供されています。例えば、自社HPやECサイト、ニュースサイト、ブログなどです。

作れば売れる時代は終わった!

正直、2000年前半はインターネット上にコンテンツも少なく、とにかく自社HPさえ作れば集客率が上がり利益につながっていました。需要と供給の関係で、明らかに供給が足りていないのですから当然です。

しかし、2017年現在、インターネット上には無数にコンテンツが存在しています。仮に、「東京 おすすめ 居酒屋」と検索すると約15,700,000件が表示されます。顧客側はコンテンツを選び放題なのです。

上位表示されないと集客できない!

みなさまにも経験があると思いますが、検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)でキーワード検索を行った際、実際に確認するのは上位20項目程度です。つまり、検索結果の2ページ目までということです。

インターネットマーケティングにおいて、コンテンツで設定したキーワードが検索されたとしても、顧客が訪問しなければ利益につながりません。検索結果で20位以内に入らなければ、ただコンテンツがあるだけなのです。

いかにして集客するかがポイント!

そこで登場したのが、「SEO対策」「リスティング広告」「アドネトワーク広告」「アフィリエイト広告」などと呼ばれる手段です。現在のインターネットマーケティングとは、これら手段をいかに駆使しコンテンツの集客率に、利益につなげるかというものです。

3.インターネットマーケティングの未来

インターネットマーケティングの未来

未来のインターネットマーケティングはどうなのでしょうか?単純にSEO対策やリスティング広告さえ行えば、集客でき利益につながるのでしょうか?

コンテンツの質が高まりつつある!

一般的に、コンテンツの質というのは、競争相手が増えるほどに高まる傾向にあります。当然、質の高いコンテンツには顧客も集まり、結果として大きく成長できます。

質の高いコンテンツとは、顧客の求める情報を的確に提供できるものです。つまり、顧客の求めるものを素早く読み取り、柔軟に合わせていくことができなければ、そのコンテンツには明るい未来は難しいと言えます。

PCからスマホに!

スマホと呼ばれるもの自体は1990年代後半には存在しています。ただ、実際に日本でスマホが普及し始めたのは、2008年、ソフトバンクから「iPhone3G」が発売された頃です。

総務省の調べによると、2015年時点で日本におけるスマホの普及率(世帯)は72%です。2017年現在、幼稚園児や小学生でさえスマホを当たり前のように使用しています。

スマホからの検索が当たり前に!

今まさに、幼稚園児や小学生である世代が、未来では消費者としての主流と言えます。PCよりもスマホに慣れた世代です。つまり、インターネットマーケティングの未来では、スマホを想定した対策を取る必要があるのです。

もちろん、2017年現在でもレスポンシブ(スマホ対応)のWebサイトが増えてきました。ただ、それはあくまでPC用ページをスマホ対応しているだけ。本当の意味で、スマホからの集客を想定していません。

ポイントとなるのは、未来に主流となるであろう「顧客」「媒体」「技術」を想定した上で、インターネットマーケティングについて考えておくということです。未来について今考えておかなければ、その時になってからでは遅いのでしょう。

4.まとめ

今回は、インターネットマーケティングの未来について考えてみました。いかがでしたでしょうか?急激に変化するインターネットの世界において、マーケティングするためには常に未来を予測する必要があります。

この記事では、「未来ではスマホが主流となる!」としていますが、10年後20年後の未来には別の技術が主流であるかもしれません。大切なのは、今ではなく未来に向けてインターネットマーケティングを行うということです。

ぜひ、インターネットマーケティングの未来について敏感に感じ取り、10年後20年後にも残るコンテンツを作り上げてください。

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