インターネット環境が広く普及した現在、インターネットマーケティングは企業にとってより重要なものとなりました。インターネットを利用して、いかに集客・販売するかということです。
ただ、インターネットマーケティングで成功する企業としない企業が存在しています。これは、インターネットマーケティングの重要性について正確に理解していないことが原因です。
そこで今回は、インターネットマーケティングの重要性と取れる手法についてご紹介しましょう。インターネットマーケティングと一括りにしていますがその手法は多岐に渡り、そこから何を選ぶかで結果が大きく変わります。
目次
1.インターネットはテレビ・雑誌以上の広告媒体
これまで、私たちの生活に影響力のある広告媒体と言えば、テレビや雑誌、新聞などでした。人気女優や俳優の愛用品がテレビに流れただけで、商品が品切れになることも珍しくありません。
当然、企業においてもこれら広告媒体の重要性から、定期的に広告を打ち出すということを行ってきました。ただ、テレビや雑誌などは広告を出すだけで1千万円以上ということも。正直、経済力のある企業しか手が出ません。
インターネットは実質無料!
反面、制作費や維持費は掛かるものの、HPは一度インターネット上に準備さえすれば、後はほとんど費用が掛かりません。まして、全てを自社で制作・維持するのであれば実質無料!で準備することも可能です。
その上、HPは全世界に向けて24時間365日開かれています。つまり、十分な人数の来訪者(見込み客)さえ集めることができるのなら、わざわざ営業職を設置する必要がなくなるのです。
2017年現在、インターネットが最も重要性の高い媒体に!
総務省の調べによると、2016年時点での日本におけるインターネットの普及率は93.33%ほど。ほぼ全ての日本人がインターネットを利用し、何からの情報を得ていることが分かります。
その上、世界人口のうち34億9千万人がインターネットを利用しているというデータも。もはや、日本はもちろん世界的にもインターネットはテレビや雑誌以上の広告媒体と言えるのです。
2.インターネットマーケティングが優れている点
インターネットマーケティングにおいて、インターネットの稼働時間や範囲、利用者数の多さだけが利点ではありません。では、インターネットマーケティングが他の広告媒体以上に、重要性を示す理由をご紹介しましょう。
ターゲットを絞りやすい
インターネットマーケティングではまず、ターゲット(見込み客)を絞り込むことから始めます。これは、インターネット上ではターゲットを絞り込むことで、広告媒体への来訪者を獲得しやすいためです。
一般的に、インターネットは検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)でキーワード検索が行われます。例えば、東京の人気カフェが知りたいなら「東京 人気 カフェ」などです。
つまり、自社の商品に対して、どのようなターゲットがどのようなキーワードで検索するのか?正しく予測しさえすれば、ターゲットが自動的に集まる広告媒体(HPなど)を制作することは十分に可能です。
レバレッジ効果が望める
インターネットマーケティングでは稼働するまでが大変ですが、一度稼働してしまえばそれほど多くの労力を必要としないという特徴があります。例えば、HPであれば一度開設すれば、後は定期的な維持だけの問題です。
その上、ターゲットを絞り込んだHPであれば、1日で100万円1,000万円の売り上げも不可能ではありません。日本人だけで1億人以上、世界で30億人以上がインターネットを利用していることから、高い「レバレッジ効果」が望めます。
ちなみに、最近では「インスタグラマー」「ユーチューバー」など、個人がインターネットマーケティングの中心となり、年間何億円もの売り上げを得ることもあります。もはや、個人でさえテレビや雑誌と渡り合える時代なのです。
※レバレッジ効果とは、小さな労力で大きな結果が持たらされること。
双方向性が高い
インターネットマーケティングにおいて、インターネット環境ならではの「双方向性の高さ」にも重要性が見出せます。例えば、HPであれば「お問い合わせ」、SNSであれば「チャット機能」「コメント機能」などです。
これまで、テレビや雑誌であれば、あくまで一方向に情報のやり取りしかできませんでした。テレビや雑誌にお問い合わせもチャット機能もないのですから当然です。
先述した通り、2017年現在では個人でさえインターネットマーケティングの中心になることができます。つまり、ある個人がより良いと思う商品・サービスを発信・拡散することで、思わぬ広告媒体としての価値が生まれるのです。
3.インターネットマーケティングにおける主な手法
インターネットマーケティングの重要性については、ご理解いただけたと思います。ただ、冒頭でお伝えした通り、インターネットマーケティングと一括りにしていてもその手法というのはさまざまあります。
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジンでキーワードが検索された際、上位表示されるための対策のことです。例えば、HPのキーワードを「東京 人気 カフェ」と設定するのなら、それに合わせたデザイン、文章、設計を行う必要があります。
正直、SEO対策はある程度の知識が必要です。ただ、知ってさえいれば無料で上位表示させることもできます。本気でインターネットマーケティングを進めたいのなら、ぜひ研究しておきたい重要性の高い手法と言えます。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンで検索した際、ページ上位や右側部分に表示される広告のことです。当然、広告料としてYahoo!やGoogleなど検索エンジン側に少なくない額を支払う必要があります。
仮に、何百万円何千万円と広告費が出せるのであれば、リスティング広告は重要性の高い手法です。ただ、SEO対策で代替が可能であることから、中小企業や個人ではまず選ぶことのない手法でもあります。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、企業や個人と契約し、各媒体(HPやSNSなど)上から自社商品の紹介・購入が行われた際に手数料を支払うというものです。リスティング広告とは異なり、紹介・購入がなければ費用は発生しません。
ただ、契約者がいなければアフィリエイト広告は成立しません。そのためには、常に魅力的な商品、情報を提供する必要があります。その分、影響力の強い契約者を獲得できれば成り立つことから重要性の高い手法なのです。
上記の他にも、記事広告やメルマガ広告、SNS広告など、さまざまなインターネットマーケティングにおける手法が存在しています。これらの特徴を知り、ベストな手法を選べるかで得られる利益に大きな差が出ると言えます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、インターネットマーケティングの重要性と取れる手法についてまとめてみました。インターネットマーケティングの第一歩は、ターゲットをどこに設定するのかです。
その上で、どのような情報を提供するのか?SEO対策や広告媒体はどうするのか?など、必要となる手法を選定していきます。ぜひ、ベストな手法を選び、インターネットマーケティングならではの高いレバレッジ効果を得てください。